英国マンチェスターを周る:多彩な魅力都市への2泊3日観光プラン

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マンチェスターをちょこっと深める

マンチェスターは、イングランドの北西部に位置する都市であり、マンチェスター州に所在します。マンチェスターは、その工業革命の時代からの歴史的な産業の遺産、文化的な多様性、そして現代的な魅力で知られています。

マンチェスターは、ビクトリア朝時代に繁栄した工業都市として発展し、綿工業や繊維産業で栄えました。現在でも、その工業の遺産は市内の建物や歴史的な地区に見ることができます。

また、マンチェスターは多様な文化とエンターテイメントの中心地として、サッカーの聖地としても有名です。マンチェスターには、世界的に有名なサッカークラブであるマンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティが本拠地を置いており、サッカーファンにとっては必見のスポットです。

イギリス=イングランドではない

イギリスとイングランドはしばしば混同されますが、実際には異なる用語です。日本語の「イギリス」は、ポルトガル語の「Inglês(イングレース)」または「Inglaterra(イングラテーラ)」が語源です。これらはそれぞれ「イングランド人」と「イングランド」を意味します。16世紀に日本に初めて接触したヨーロッパ人がポルトガル人であったため、彼らの言葉が日本語に取り入れられました。

イギリス (United Kingdom, UK)
  • イギリスは「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)」の略称です。
  • 以下の4つの国から構成されています。
    イングランド (England)
    スコットランド (Scotland)
    ウェールズ (Wales)
    北アイルランド (Northern Ireland)
  • 首都は、ロンドン
  • イギリスは単一の国家として国際的に認識されており、外交や防衛などの分野では一つの国として行動します。しかし、内部的には各地域が独自の文化、法体系、教育制度などを持っています。
イングランド (England)
  • イングランドは、グレートブリテン島の南部を占める地域です。
  • 首都は、ロンドン(イギリス全体の首都でもあります)
  • イングランドはイギリスを構成する4つの国(他の3つはスコットランド、ウェールズ、北アイルランド)の一つです。歴史的にも文化的にも重要な地域で、英語や多くの英国の伝統がここから発祥しています。

よって、イングランドはイギリスの一部であり、イギリス全体の一つの地域に過ぎないということが理解できます。

アクセス

ケルン/ボン国際空港 ⇔ マンチェスター空港€67.96(約11,300円)
所要時間約1時間30分
2024.5.10時点のレート

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プラン概要

マンチェスター2泊3日
  • Day1

    ・アフタヌーンティー
    ・チャイナタウン
    ・ストリートフードマーケット
    🏨:プレミアイン マンチェスター

  • Day2

    ・科学産業博物館
    ・クラフトとデザインセンター
    ・マンチェスター大聖堂
    ・ガンジー銅像
    ・アーデールショッピングセンター
    🏨:プレミアイン マンチェスター

  • Day3

    ・マンチェスター博物館
    ・国民の歴史博物館
    ・マンチェスター市立美術館

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トリップアドバイザー

Day1

アフタヌーンティー

お昼ごろにマンチェスターに到着し、アフタヌーンティーを楽しんでみてはいかがでしょうか。

アフタヌーンティー(Afternoon Tea)は、イギリスの伝統的なティータイムの習慣で、主に午後3時から5時頃に楽しむ軽食のことを指します。19世紀にアンナ・マリア・ラッセル、ベッドフォード公爵夫人が始めたとされており、当時は上流階級の間で広まりました。現在では、観光客や地元の人々が楽しむイギリス文化の一環となっています。

私は、アフタヌーンティーはいつも食べきれないことが多いので、大好きなスコーンと紅茶をいただきました。

おすすめマンチェスターアフタヌーンティー

Richmond Tea Rooms£11〜40
Sugar Junction£22.95
The Tea Room at The Midland£30〜40

こじんまりとしたチャイナタウン

マンチェスターのチャイナタウンはこじんまりとしていて、中国料理が食べたい方におすすめです。そうでなければ、10分くらい歩いて十分そう。

ストリートフードマーケット

ここ(The Piccadilly Street Food Market)では、様々な料理が提供されており、テイクアウトが楽しめます。ここで食べたジャークチキンが美味しくて美味しくて、おすすめです。

場所はピカデリーガーデンのすぐ近く。ストリートミュージシャンが歌ったり、地元の人がリラックスしたりできる場所。グーグルマップの営業時間は11時から18時となっていますが、ジャークチキンが売っているお店は、16時頃行ったらもう閉まりそうな雰囲気でした。

プレミアイン(Premiere Inn)

プレミアイン マンチェスター シティセンター
Premier Inn Manchester City Centre (Portland Street) hotel
£40/泊

リバプールでは2日間プレミアインに宿泊しました。なんといっても魅力はその安さ。部屋はごく普通ですが、クリーンでなんの問題もなく過ごすことができました。私が訪れたのは4月の18〜20日、時期によって価格は変動します。

Day2

科学産業博物館

こちらの博物館(Science and Industry Museum)では、産業革命時代の機械や航空機、コンピュータなどが展示されており、科学実験の体験も楽しむことができます。

料金無料(寄付)
営業時間10:00〜17:00
所要時間約1〜2時間

クラフトとデザインセンター

こちら(Manchester Craft and Design Center)では、おしゃれな雑貨や小物などが売っています。また、カフェも併設しており、ちょこっと休むのにも最適な場所です。

マンチェスター大聖堂とガンジー銅像

マンチェスター大聖堂(Manchester Cathedral)は、イギリスのマンチェスターに位置する歴史的な大聖堂です。また、その歴史的価値と美しい建築で知られ、宗教的な中心地であると同時に、文化的な交流の場としても重要な役割を果たしています。

営業時間9:00〜16:30
料金無料(寄付推奨)
設立年起源は1421年、現在の建物は15世紀から16世紀にかけて建設
建築様式ゴシック様式
  • クワイア(聖歌隊席)
    細かい木彫りの装飾が施された美しい席
  • チャプター・ハウス
    歴史的な会議室で、壁には中世のフレスコ画が描かれている
  • ステンドグラス
    色鮮やかで詳細なデザインが特徴
  • チャイプル・オブ・セントジョン(St John’s Chapel)
    第一次世界大戦の記念碑がある

大聖堂の近くにはガンジーの銅像(Mahatma Gandhi Statue)もあり、写真をとってみてはいかがでしょうか。

マンチェスター博物館

マンチェスター博物館(Manchester Museum)は、その豊富なコレクションと多様な展示内容で知られており、訪れる価値のある見どころがたくさんあります。以下に主要な見どころを挙げます。

料金無料(寄付推奨)
営業時間10:00〜17:00(月曜定休)
所要時間約2時間
  • 恐竜ギャラリー
    特に人気があるのはティラノサウルス・レックスの骨格標本で、迫力満点の展示が魅力。
  • エジプトギャラリー
    多くのミイラが展示されており、古代エジプトの埋葬文化や宗教観を学ぶことができます。
  • 民族学コレクション
    アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカの民族遺物が展示され、多様な伝統を学べます。
  • Vivarium(ビバリウム)
    環境再現型の展示で、自然環境に近い状態で生き物を観察できます。

また、とても興味深かったのが、ライガー(ライオンとトラの交配種)の剥製です。ライガーは雄のライオンと雌のトラの交配によって生まれた動物です。(逆に、タイゴンは雄のトラと雌のライオンの交配によって生まれます。)その剥製が、ここマンチェスター博物館で見ることができます。この剥製が作られた背景には、動物園やサーカスなどで行われた異種交配実験の歴史があります。

国民の歴史博物館(People’s History Museum)

国民の歴史博物館(People’s History Museum)は、イギリスの労働者階級の歴史と社会運動を専門とした博物館です。この博物館は、民主主義、労働運動、社会正義に焦点を当てた展示を行っています。

料金無料(寄付)
営業時間10:00〜17:00(火曜定休)
所要時間約1〜2時間
  • 労働運動の歴史
    労働組合の発展、労働者の権利を求める闘争、ストライキやデモに関する資料を見ることができます。
  • サフラジェット運動
    女性の参政権獲得を目指した運動の歴史を知ることができます。
  • 民主主義の進化
    選挙権拡大運動、平等権の獲得過程など、民主主義の発展過程を理解できます。

ポップで見やすくまとめられており、とても興味深い博物館でした。また、本物のジュークボックスが展示されており、実際に音楽を選んで聴くことができました。

マンチェスター市立博物館

マンチェスター美術館(Manchester Art Gallery)は、約25,000点の美術品を所蔵しており、その範囲は広範です。

料金無料(寄付推奨)
営業時間10:00〜17:00(月曜定休)
所要時間約1〜2時間

こちらには多くの有名な絵画が所蔵されています。以下に、その中でも特に有名な絵画をいくつか紹介します。

  • ダンテ・ガブリエル・ロセッティ「アイリアルディーン(Astarte Syriaca)」
    概要: プレラファエライト派の主要な画家であるロセッティの代表作。
    特徴: シリアの女神アイリアルディーンを描いたこの絵画は、鮮やかな色彩と象徴的な美しさが特徴です。
  • ウィリアム・ホルマン・ハント「時の目撃者(The Hireling Shepherd)」
    概要: プレラファエライト派のもう一人の画家、ホルマン・ハントの作品。
    特徴: 牧歌的な風景の中で羊飼いと羊が描かれ、自然の細部への注意と宗教的象徴が見事に融合しています。
  • ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス「ヒュラスとニンフたち(Hylas and the Nymphs)」
    概要: 古典的な神話の一場面を描いたウォーターハウスの名作。
    特徴: ヒュラスがニンフに誘われるシーンが描かれ、細部へのこだわりと美しい色使いが印象的です。
  • ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナー「ザ・トンプソンズ・エアロン・ビーチ(Thompson’s Aeolian Harp)」
    概要: イギリスの風景画家ターナーの作品。
    特徴: 劇的な光と大気の効果が特徴の風景画で、ターナーの代表的なスタイルが表れています。
  • ジョージ・フレデリック・ワッツ「ルーンウィズの魂(The Spirit of Christianity)」
    概要: 19世紀の象徴主義を代表するワッツの作品。
    特徴: キリスト教の精神を象徴する象徴的なイメージが描かれています。
  • ジェームズ・ティソ「野球の試合(A Little Nimrod)」
    概要: フランスで活躍したイギリス人画家ティソの作品。
    特徴: 社会的なシーンを細密に描写した作品で、当時の生活を垣間見ることができます。

まとめ

以上、マンチェスターの2泊3日の観光プランをご紹介しました。見どころ満載な多くの博物館があり、食事も美味しくて、素敵な時間を過ごすことができます。また、その他にも国立サッカー博物館やIWM Northなども見どころです。

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