イングランドの観光と言ったらやっぱりロンドン。はじめにまずお伝えしておきたいのが、ロンドンはやることがひじょうーーーーにたくさんあって、3日間ではとてもじゃないけど足りない!といった印象です。そこで、博物館での滞在時間を1〜2時間と短縮して、私の実際の体験をもとにしたロンドン2泊3日の観光プランをご紹介します。
ロンドンをちょこっと深める
ロンドンの観光は非常に多岐にわたっており、歴史、文化、エンターテイメント、自然など様々な面で魅力があります。その多様性と豊かな歴史、現代的な魅力が交錯するワクワクが止まらない街です。観光プランご紹介の前に、ロンドン有名スポットをご紹介します。
歴史と文化
エンターテイメント
ショッピングとグルメ
自然とレジャー
その他
アクセス
ケルン/ボン国際空港(ドイツ) ⇔ ロンドンスタンステッド空港 (ライアンエアー) | 往復€27.36(約4,604円) |
所要時間 | 約1時間30分 |
ロンドン市内の交通事情
『電車』
私は3日間の滞在で、Googleマップで調べながら鉄道と地下鉄を利用しました。
ロンドンではデイリーキャップというシステムがあって、クレジットカードやデビットカードを使用して電車を利用、翌日に計算された金額が引き落とされるという、便利なシステムが導入されています。最大の料金はZone1〜6までで値段が異なりますが、主要な場所を周るのであれば、大体Zone1〜2の中にあると思います。
デイリーキャップのシステムやオンオフピークのシステムなどややこしいので、電車利用の際はタッチ決算対応のクレジットカードかデビットカードの使用をおすすめします。ちなみに、今からご紹介するプランはすべてZone1〜2の範囲内なので、3日間利用して1日上限は£8.5でした(£8.5×3日=£25.5)。
タッチ決算対応クレジットやデビットカードを持っていない方はオイスターカードかトラベルカードが便利です。オイスターカードはデポジット£7.00とチャージ代がかかります。デポジットの返却は購入から1年以上経過しないとできませんのでご注意ください。
『バス』
赤いバスで有名なロンドンバス、現金での支払いはできないので注意が必要です。私は今回は一度も利用しませんでした。
プラン概要
- Day1
・英国博物館(The British Museum)
・ミュージカル
Airbnbに宿泊 - Day2
・ロンドン自然史博物館(Natural History Museum)
・ヴィクトリア&アルバート博物館(Victoria and Albert Museum, V&A)
・ポートベッロ・ロード・マーケット(Portobello Road Market)
・リトルベニス(Little Venice)
・チーキー・スコーン(Cheeky Scone)
・ビッグ・ベン(Big Ben)
・ロンドン・アイ(London Eye)
・タワーブリッジ(Tower Bridge)
Airbnbに宿泊 - Day3
・ナショナル・ギャラリー(National Gallery)
・トラファルガー広場(Trafalgar Square)
・バッキンガム宮殿で衛兵交代式鑑賞(Buckingham Palace)
・ボローマーケット(Borough Market)
ホテル
ロンドンのホテルはやっぱり高いです。コストを抑えたい方はAirbnbがおすすめです。4月に訪れたリバプールやマンチェスターで利用したPremiere Innは、ロンドン市内で6月の時点で一泊£150〜。
Airbnbを探すときもできるだけロンドン市内に近い場所で見つけられると嬉しいです。Zone2より超えてしまうと電車賃が少し高くなってしまいます。
ロンドンおすすめホテル
私の嗜好とグーグルの口コミを元に選んだ泊まりたいホテルを4つほどご紹介します。
hub by premier inn King’s cross hotel ★★★
Ibis London Earls Court ★★★
nhow London ★★★★
Kimpton Fitzroy London ★★★★★
(上記Agoda, Trip.com, Booking.comとAcccorの公式サイトはアフィリエイトリンクになってます。もし役立った!と思った方は、予約の際に下記のリンク使用してくださると励みになります。)
Day1
- 11:00スタンステッド空港到着
空港で少し腹ごしらえするもよし、ロンドンメインエリアでランチでもよし。
- 12:30バスでリバプールストリート駅へ
約1時間30分の乗車
- 13:00英国博物館
所要時間1〜2時間
- 15:00チェックイン
宿泊先で少し休憩
- 17:00ディナー
フィッシュ&チップスなどに挑戦してみては?
- 19:00ミュージカル鑑賞
ラストミニッツチケットで購入がオトク!
1日目はロンドンのスタンステッド空港に到着しましたら、まずロンドン市内までの往復のバスのチケットを購入します。メインのエリアがロンドンリバプールストリートあたりです。
ロンドンの空港からロンドン市内まではバスか電車で行くことができます。値段を取るならバス、速さをとるなら電車といった感じです。
バス:ロンドンスタンステッド空港 ⇔ ロンドン市内 | 往復 £23.00(約4,594円) |
所要時間 | 約1時間55分 |
バスの停留所の番号をスタッフの人が教えてくれるのですが、間違っていることがあるので行き先をバスの運転手に確認すると安心です。私は違うバスに乗ってしまったので、地下鉄でロンドン市内まで向かいました。
電車:ロンドンスタンステッド空港 ⇔ ロンドン市内 | 往復 £36.30(約7,274円) |
所要時間 | 約50分 |
大英博物館
ロンドンのメインエリアに来て、まず始めに訪れるのが世界三大博物館の一つである(メトロポリタン美術館、ルーブル美術館)大英博物館。世界中の古代美術を収集した大規模な展示で、エジプトのミイラや古代ギリシャの彫刻などがあります。
料金 | 無料(£5寄付推奨) |
営業時間 | 10:00〜17:00(金曜日 20:30) |
所要時間 | 1〜2時間 |
公式Webサイト | The British Museum |
ミュージカル
ロンドンと言えばミュージカル!ブロードウェイと並ぶミュージカルの聖地として世界中に名高いのがウエスト・エンド。以下のWebサイトでチケットを検索することができます。
当日や前日などになるとチケットが安くなるミュージカルも多くあり、London Last minutesで検索がおすすめ!席によっては見づらい可能性もありますが、初めての方にはいい機会かもしれません。
時間は大体1日二部になっていて、14時・19時が多い気がします。有名どこでいくと、レ・ミゼラブル、ハミルトン、マチルダ、ウィキッド、ライオンキングあたり。
Day2
- 10:00ロンドン自然史博物館
- 11:00ヴィクトリア&アルバート博物館
- 13:00ポートベッロ・ロード・マーケット
ショッピングとランチを楽しむ
- 14:30リトルベニス
町並みを楽しむ
- 15:30チーキー・スコーン
スコーンを味わって、ちょっと休憩
- 17:00ビッグ・ベン、ロンドンアイ
- 18:00タワーブリッジ
運が良ければで開閉を見ることができるかも。公式サイトでチェック。
- 18:30ディナー
ロンドン自然史博物館
2日目最初に訪れるのはロンドン自然史博物館。その壮大な建物はサウスケンジントン地区に位置し、1881年に一般公開されました。博物館は自然界の多様性や進化、地球科学に関する豊富な展示物を誇り、科学研究と教育の中心地でもあります。
博物館の建物自体が美術作品とも言えるほど美しいロマネスク様式の建築で、設計はアルフレッド・ウォーターハウスによるものです。外観には動物や植物の彫刻が施されており、訪れるだけで一見の価値があります。
料金 | 無料(£5寄付推奨) |
営業時間 | 10:00〜17:50(最終入場 17:30) |
所要時間 | 1〜2時間 |
公式Webサイト | Natural History Museum |
ヴィクトリア&アルバート博物館
こちらは世界最大級の装飾芸術とデザインの博物館です。1852年に設立され、ヴィクトリア女王と夫のアルバート公にちなんで名付けられました。
料金 | 無料(£5寄付推奨) |
営業時間 | 10:00〜17:00 |
所要時間 | 1〜2時間 |
公式Webサイト | Victoria and Albert Museum |
ポートベッロ・ロード・マーケット
ポートベッロ・ロード・マーケットは、特にアンティークの市場として有名です。18世紀から20世紀初頭の家具、陶器、銀器、ジュエリー、古書、絵画など、多種多様なアンティークアイテムが揃っています。アンティーク収集家やヴィンテージ好きにはたまらない場所です。
営業時間 | 8:00〜19:00 |
所要時間 | 1〜2時間 |
公式Webサイト | Portobello Road Market |
リトルベニス
リトルベニス(Little Venice)は、ロンドン北西部のメイダ・ヴェール地区に位置する美しい運河地域で、その名前の通り、ヴェネツィアを彷彿とさせる運河とボートが特徴です。ここは静かで落ち着いた雰囲気があり、観光客にも地元の人々にも人気のスポットです。
リージェンツ運河を散策しながらカムデンタウンまで行くと、活気あるカムデンマーケットにたどり着きます(徒歩約50分ほど)。ユニークなファッション、アクセサリー、アート、ストリートフードなどが楽しめます。
チーキー・スコーン
リトルベニス近くにあるスコーンのお店。友達のおすすめでして、スコーンは大きくて美味しい優しい味。種類が豊富です。
営業時間 | 10:00〜17:00(土曜17:30)(日曜15:30) |
定休日 | 月曜日 |
所要時間 | 1〜2時間 |
公式Webサイト | Cheeky Scone |
ビッグ・ベンとロンドン・アイ
ビッグ・ベンは、ロンドンのウェストミンスター宮殿にある有名な時計塔で、実際には、ビッグ・ベンという塔の内部にある13.7トンの巨大な鐘の通称です。時計塔自体の正式名称は「エリザベス・タワー(Elizabeth Tower)」です。2012年にエリザベス女王のダイヤモンド・ジュビリーを記念して改名されました。それ以前は「クロック・タワー(Clock Tower)」と呼ばれていました。
タワーブリッジ
タワーブリッジは、ロンドンのシンボルとして知られる歴史的な跳開橋で、1894年に完成しました。ネオゴシック様式のデザインが特徴で、テムズ川をまたぎ、ロンドン塔に隣接しています。橋の全長は244メートルで、中央の可動部分は61メートルあります。この部分は跳ね橋構造になっており、大型船が通過する際に90秒で跳ね上がります。タワーブリッジには二つの塔があり、これらは高架通路で結ばれていて、展望ギャラリーとしても利用されています。
内部にはタワーブリッジ博物館があり、橋の歴史や技術的な詳細を学べます。観光客はガラスの床から下の川の景色を楽しむことができ、橋の開閉の様子も見学できます。開閉時間はwebサイトからご確認ください。
Day3
- 10:00ナショナル・ギャラリー(National Gallery)
- 10:40トラファルガー広場(Trafalgar Square)
- 11:00バッキンガム宮殿で衛兵交代式鑑賞(Buckingham Palace)
- 12:00ボローマーケット(Borough Market)
ナショナル・ギャラリー
ロンドンのナショナル・ギャラリーは、トラファルガー広場に位置する世界有数の美術館で、13世紀から20世紀初頭までの西洋絵画を約2,300点所蔵しています。主要な展示作品には、レオナルド・ダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」、ヤン・ファン・エイクの「アルノルフィニ夫妻像」、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの「ひまわり」、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーの「戦艦テメレール」などがあります。美術館は、各時代の主要な芸術運動やスタイルを網羅しており、無料で入場可能です。建物自体も歴史的な価値があり、ロンドンの文化的ハブとして、教育プログラムや特別展覧会も充実しています。
料金 | 無料(£5寄付推奨) |
営業時間 | 10:00〜18:00(金曜 21:00) |
所要時間 | 1〜2時間 |
公式Webサイト | The National Gallery |
トラファルガー広場
トラファルガー広場は、ロンドンの中心に位置する歴史的かつ象徴的な広場です。ナポレオン戦争のトラファルガー海戦の勝利を記念して名付けられ、ネルソン提督の像が立つネルソン記念柱がそのシンボルです。広場にはナショナル・ギャラリーが面しており、芸術と文化の中心地として知られています。また、噴水やライオン像も人気のフォトスポットです。イベントやデモの開催地としても利用され、多くの観光客と地元の人々が集う活気ある場所です。
バッキンガム宮殿で衛兵交代式鑑賞
バッキンガム宮殿での衛兵交代式は、イギリスの伝統と王室の歴史を体感できる魅力的なイベントです。鮮やかな制服を着た衛兵たちの行進と音楽隊の演奏は圧巻で、フォトジェニックな瞬間が満載です。宮殿の前庭で4月から7月までは毎日1回、他の月では1日おきに各1回、午前11時頃から行われ、約45分間続きます(悪天候などで中止の場合があります)。開催時間などの詳細はWebサイトでご確認ください。
バッキンガム宮殿あたりは人で溢れていましたが、イングランドらしさを感じる衛兵の、迫力あふれる音楽の演奏は圧巻でした。写真や動画を目の前で撮りたい方は、少し前に行って場所取りをしたほうがいいでしょう。
バッキンガム宮殿
イギリスの君主の主要な公式居住地であり、ロンドンの王室の象徴です。美しいネオクラシック様式の建物と広大な庭園が特徴で、宮殿内部の一般公開エリアでは、王室の歴史と実生活を垣間見ることができます。
料金 | £32(約6,412円) |
公式サイト | Buckingham Palace |
ボローマーケット
ボローマーケットは、ロンドン最古の食品市場で、多彩な食材とグルメ体験が魅力です。新鮮な野菜や果物、地元産の肉、チーズ、パン、魚介類、世界各国のストリートフードなどが揃い、食べ歩きが楽しめます。市場の歴史的な雰囲気と活気ある雰囲気が訪れる人々を魅了し、シェフや食通にも人気のスポットです。
中でも、いちごのチョコがけとパエリアは有名どころ。
営業時間 | 10:00〜17:00(日曜日16:00) |
定休日 | 月曜日 |
所要時間 | 1〜2時間 |
公式Webサイト | Borough Market |
その他の見どころ観光地
今回の旅では取り入れられなかったその他の観光地をいくつかご紹介します。
テート・モダン美術館(Tate Modern)
テート・モダンは、ロンドンの現代美術を代表する美術館で、旧バンクサイド発電所を改装した壮大な建物が特徴です。20世紀から現代までの多様なアート作品を無料で鑑賞でき、ピカソ、ダリ、ウォーホルなどの名作が揃います。巨大なタービン・ホールではインスタレーションが常時展示され、訪れる度に新しい発見があります。テムズ川沿いの立地とセント・ポール大聖堂を望む眺めも魅力的で、アート愛好者から観光客まで幅広い層に人気です。
ナイチンゲール博物館(Florence Nightingale Museum)
ナイチンゲール博物館は、ロンドンのセント・トーマス病院内にあり、近代看護の先駆者フローレンス・ナイチンゲールの生涯と業績を展示しています。彼女の遺品や歴史的資料が豊富に揃い、看護の歴史を学べる場所です。
科学博物館(Science Museum)
こちらは科学技術の歴史と進歩を展示する世界有数の博物館です。1857年設立で、無料で入場できます。蒸気機関、宇宙探査、医療技術など、幅広い分野の展示があります。特にアポロ10号の司令船やエイミー・ジョンソンの飛行機などの展示が見どころです。
「ハリー・ポッター」シリーズの観光地まとめ in ロンドン
ロンドンには「ハリー・ポッター」シリーズのファンにとって魅力的な観光地がいくつかあります。以下に主要なハリーポッター関連の観光地を紹介します。
キングス・クロス駅とプラットフォーム9¾
- キングス・クロス駅には、プラットフォーム9¾の記念撮影スポットがあります。壁に埋まったカートが設置されており、ハリーポッターの世界に入り込んだような写真を撮ることができます。
- お土産店:近くにはハリー・ポッターの公式ショップがあり、映画関連のグッズを購入できます。
リーブスデンのワーナー・ブラザース・スタジオツアー – ザ・メイキング・オブ・ハリー・ポッター
- ロンドン郊外にあるこのスタジオツアーでは、映画のセット、衣装、小道具を見ることができます。ホグワーツ大広間やダイアゴン横丁などが忠実に再現されており、映画の裏側を垣間見ることができます。
- アクセス:ロンドン中心部から電車とシャトルバスで簡単にアクセスできます。
レーデンホール・マーケット
- この美しいビクトリア朝の市場は、映画でダイアゴン横丁のロケ地として使用されました。石畳の通りや歴史的な建物が特徴です。
ミレニアム・ブリッジ
- 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の冒頭でデス・イーターたちに破壊されるシーンに登場します。テムズ川を渡る際の美しい景観も楽しめます。
オーストラリア・ハウス
- ストランド通りにあるこの建物は、映画の中でグリンゴッツ魔法銀行の外観として使用されました。内部は一般公開されていませんが、外観は見ることができます。
パブ・ザ・カエルの足跡
- 映画の撮影に使われたロケ地ではありませんが、ハリーポッターの世界観を再現したパブとして知られています。ファンに人気のスポットです。
ハロッズのハリー・ポッター・ショップ
- ハロッズ百貨店には、ハリー・ポッターの専用ショップがあり、さまざまな公式グッズが揃っています。
まとめ
以上ロンドンの観光プランをご紹介しました。見どころ満載で、2泊3日では到底足りないのがおわかりいただけたかと思います。やることが尽きない魅力あふれる街、ロンドン。私も是非また訪れたい場所です。
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