みなさん、こんにちは。
マレーシアってどんな国だろう
ご存じの方も多いとは思いますが、マレーシアは、ロングステイ財団調べ『ロングステイ希望国・地域』によると、日本人が住みたいランキング14年連続(2016年〜2019年)世界1位に選ばれています。
マレーシアの特徴
マレーシアは日本から飛行機で約6時間のところにある多文化多国籍の国です。
首都 | クアラルンプール |
言語 | マレー語、英語、中国語 |
人口 | 約3,260万人 |
通貨 | リンギット |
宗教 | イスラーム教、仏教、キリスト教、ヒンドゥー教、儒教・道教等、その他 |
今回は、デジタルノマド必見の国、マレーシアに2ヶ月ほど滞在した私が、マレーシア移住・短期滞在のメリットとデメリットをまとめました。
メリット
物価が安い
なんと言っても日本の1/3と言われる物価の安さです。
日本でいう100円ショップのような「Mr DIY」というお店は日本円に換算して100円以下の物も売っています。品ぞろえは豊富で、生活する用品はほぼ全て揃えることのできる便利なお店です。
食事に関しては、ホウカーと呼ばれる日本の屋台のような場所、ショッピングセンターにあるフードコートでの食事は一食あたり10RM(約300円)前後でした。
お水500mlでだいたい1~2RM(約30~60円)。
食事は、生活するうえで欠かせない大切なもの。日本食は至る所で食べることができます。日本の食材や日本食レストランは日本と比べると割高か、同等くらいです。
ホテルはクアラルンプール近郊で安いところでだいたい2人で1泊、約3000ほど。1万円ほど払えばラグジュアリーなホテルも安易に泊まれちゃいます。
生活しやすい環境が整っている
①インターネット
日本と同じようにインターネットは問題なく使えます。ホテルに滞在してWi-Fiを使用する場合は、ホテルによるとは思いますが、やや遅いと感じました。マンスリーマンションでは、トラブルもありましたが、ほぼ問題なく使用できました。
②SIMカード
私はクアラルンプールの空港出たあとにすぐHotlinkで購入しました。無制限のインターネット+国内通話使い放題が1ヶ月でRM60(約1920円)。1ヶ月でこのお値段、毎月の携帯代が確実に抑えられます。インターネットの速度問題なし。
③交通機関(Train、Bus、Taxi、Grab)
Train🚆
電車は、Rapid KLカードを使用するか、その都度切符(トークン)を購入して乗ることができます。
TBS ➡ KL Sentral(乗り換え1回) | RM3.50(約112円) |
KL Sentral ➡ Bukit Bintang | RM2.30(約74円) |
Bus 🚎
マレーシアでは3種類の路線バスがあります。
その中の一つである Go KL はクアラルンプールの中心地を運行する無料のバス。
KLタワー、ペトロナスタワー、パビリオン(ブキッ・ビンタン)などを回ることができます。
また、長距離バスもたくさんあります。TBSはクアラルンプールの大きなバス乗り場。
私はクアラルンプールから、ペナン島・シンガポール・イポー・マラッカへの移動にバスを利用しました。時間はかかりますが、バス内は一列三席で広々としていて、相席になったとしても窮屈だと感じることはなかったです。
クアラルンプール(TBS) ➡ ペナン島 | RM37(約1200円) |
クアラルンプール(TBS) ➡ シンガポール | RM55(約1760円) |
クアラルンプール(TBS) ➡ マラッカ | RM38(約1220円) |
🚗Grab
一番使用頻度が高かったのはこのGrabというアプリ。
Uberのような感じでアプリ上で行先と乗り場を選択して連れて行ってくれるとっても便利なアプリです。
現金・カードどちらも選択することができます。
タクシーは一回だけ使用しましたが、やや割高な印象。ぼったくりなどを防ぐためにもアプリでの支払い、決まった額の支払いが安心ですね。
④病院・クリニック
マレーシアの医療レベルは世界水準で、高度な治療も問題なく受けられると言われています。公立病院は私立病院に比べて安価らしい。
私はイポーに滞在中、コロナに罹りました。
クリニックでPCR検査を受けてお薬をもらったので、かかった金額をまとめてみました。
また、保険SaftyWingに加入していたため、クレームを申請してUSD350をもらうことができました。なんかあった時の安心のために、旅の場合、住む場合に関わらず、保険は加入していくことをお勧めします。
PCR検査 | RM50(1500円) |
薬 | RM60(1800円) |
住環境
私はパートナーと二人でマンスリーマンションを1ヶ月借りて、生活してみました。
1ヶ月の家賃はなんと、1800RM(約57,600円)。
20階建ての高層マンションで、家具付き(ベッド、テレビ、キッチン、電子レンジなど)、WI-FIは無料、共用のプール・ジム・ランドリーが完備されています。立地的には、高速道路沿いで、車がないと出かけられない場所であったため、やや相場よりは安いのかもしれません。
しかし、クアラルン・プールのブキッ・ビンタン(クアラルン・プールを代表する中心の繁華街エリアで、商業施設が軒を連ねる)近くでさえ3000RM(約96,000円) 、破格のお値段と言えるでしょう。
一ヶ月間自炊をして、たまに外食もして、かかった生活費を以下にまとめました。
マンスリー20階建てタワーマンション | 1800RM(約57,600円) |
水道代 | 43RM(約1376円) |
電気代 | 104RM(約3328円) |
食費(食材+外食) | 895RM(約28,640円) |
合計金額 | 2842RM(約90,944円) |
この他にも、交通費(主にGrabと電車)や観光費などがかかっています。
電車は便利に使えて、都度トークン(きっぷ)を購入するか、マレーシアGoカードにチャージして使用することができます。
また、Grabで食材や飲み物も頼むこともできるので、とーっても便利です。外出しなくても生活できてしまいます。
MM2Hと呼ばれる長期滞在(10年)ビザがある
宗教や年齢は関係なく、経済面で申請条件をクリアすればどなたでも取得できるビザです。
永住権というわけではありませんが、10年後以降も更新することが可能になっています。居住義務はないため、出入国も自由にすることができます。
また、このビザを取得するとマレーシアで口座を開設することができるので、現地での資産運用も可能になります。
気候は常夏
マレーシアは乾季と雨季がありますが、基本的に一年を通して常夏の気温。
3〜9月が乾季、10〜2月が雨季。
雨季の季節になると、乾季よりスコールの時間が長い程度。
私は10月から11月にかけて滞在しましたが、ほぼ毎日のように急にスコールが降り出して、すごい音をたてていました。一日中続くわけではなく、少しするとやんでいました。
スコールのときに出かける際は傘は必須です。
夜は雨の音がすごくて、台風が来たのかと思ったこともありました。
一年を通して常夏のマレーシアですが、映画館やショッピングモールなどの施設内はエアコンがガンガンに効いていて、凍える寒さ。(私は寒がりですが…)
念の為パーカーやジャケットなど羽織れるものを持ち歩くことをおすすめします。
安心レベルの治安
クアラルンプールの中心地は郊外と比べると比較的治安がいいといわれています。
クアラルンプールの中心地やマラッカ、ジョーホールバールは観光客が多くいて、危ないと感じることはなかったです。しかし、女性同士で行動するとき、夜間などは特に注意して行動することを心がけたいところです。
タクシーはぼったくりの危険があるので、もし乗る機会があるのであれば初めに値段交渉して、決まった額しか払わないという強い意志をもつことが必要です。
また、ひったくりやすりにも注意しましょう。
英語が通じる
もともとはイギリスの植民地だったこと、多民族国家、教育の場でも英語が使われていることなどがあり、ほとんどの方が英語を話すことができます。アジア圏の中で英語力は高い水準にあります。
コミュニケーションをとるうえではほとんど問題だと感じることはなかったですが、訛りが比較的強いため、聞き取れないこともありました。
アジア最大級のクアラルンプール国際空港
マレーシアと世界各地を結ぶ空港。
広さはアジア最大級で、成田空港の約10倍ほどの大きさらしい。
レストランで食事を楽しむのはもちろん、ショッピングを楽しめるだけでなく、キッザニア・クリニック・テレビラウンジなど様々なファシリティーが揃っています。
デメリット
全体的に考えて大きなデメリットは見つからないくらい、私にとってはとても素敵で便利な国。
振り絞って考えてみたデメリットをこちらにまとめました。
渋滞と交通状況
マレーシアは車社会と言われていて、ほとんどの人が車を所有しています。
Grabをのっていて感じた感想は、よくクラクションを鳴らすこと、渋滞が深刻、バイクが比較的多く、車を運転するのはより注意が必要なことです。
朝や夜の通勤・帰宅ラッシュ時の渋滞は深刻です。
日本より治安が悪い
治安は比較的安心レベルとお伝えしましたが、日本と比べると治安は悪いです。
クアラルンプール中心部はほぼ安心して生活できると思いますが、郊外に行くと治安には注意が必要です。
クアラルンプールのTitiwangsa駅からペトロナスタワーやブキットビンタンの方まで歩いた時には、郊外は家などは豪華といえるような場所ではなく、屋台などで生計を立てている家族が多く見受けられ、貧富の差を感じました。
最後に
以上、マレーシア移住のメリットとデメリットをお伝えしました。
全体的にみると、多民族国家であり、英語が話せて、物価が安くて…多くの魅力が詰まった国です。
旅行で行くのももちろん楽しめますが、オンラインで仕事がある方にとってはとっても魅力的な移住地といえるでしょう。
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