オーストラリア移住にたどり着くまで|旅を通して見つけた「私たちの生き方」

Life

こんにちは。

今回は、オーストラリアに移住してやっと少しだけ落ち着いてきたこのタイミングで、これまでの旅の経験と、なぜ私たちがオーストラリアに住むことを決めたのか――その経緯をお話ししたいと思います。

軌跡をたどると、こんな3年間でした

  • 2021年12月:大学病院を退職(看護師として勤務)
  • 2022年3月:パートナーの家族と過ごすため、オーストラリアへ約6ヶ月間滞在
  • 2022年8月:コロナ禍の中、東南アジアへの旅に出発
  • 2023年1月:日本に一時帰国
  • 2023年10月:パートナーと共にドイツでワーキングホリデー開始
  • 2024年10月:私だけ日本へ帰国
  • 2025年4月:オーストラリアへ正式移住

こうして振り返ると、「ちゃらんぽらん」な時期と思われても仕方ないかもしれません。実際、正社員を辞めてからは日本では派遣で働き、ドイツではバイトで生活を繋いでいました。

でも、そんな時間があったからこそ、ようやく今、オーストラリアで自立した落ち着いた生活に向けて一歩を踏み出せたと思っています。

正社員を辞めて旅に出た理由

そもそも、安定した看護師という仕事を辞めてまで旅に出たのは、「どこに住みたいのか、どこが自分たちに合っているのか」を見つけるためでした。合計で2年近く旅をして、私がたどり着いた答えはシンプルでした。

日本が大好き。
家族と友達が、やっぱり何よりも大切。

不安を乗り越えて得たもの

旅に出る前は、ブランクができることや、看護師としてのキャリアに対する不安が大きく、正直、何度も「やめたほうがいいのでは」と思いました。心配性の私は、心配ばかりしていました。

それでもパートナーと話し合い、「こんな経験ができるのは今しかない」と思い直したことで、一歩踏み出せました。歳を取ってからでもできるかもしれませんが、未来は誰にも分からないからこそ、今しかないこのタイミングを大切にしたかったのかも。

ドイツ生活と思い出

ドイツでの生活も、今ではかけがえのない思い出です。
バイトしてお金を貯めては旅をして、素敵なスタイジオアパートメント、静かな住宅街、バイト先、美味しいご飯、ドイツランドチケット、ライアンエアー、すべての環境に感謝。

かつかつの生活、No貯金、それでもあの頃の自由さ、身軽さは、今思い出しても愛おしい。

旅の中で見えた“日本”という存在

東南アジア旅行、ドイツに住みながらのヨーロッパ旅行を通して、日本に対する愛を再確認することができましたため、非常にかけがえのない経験になったことは間違えありません。
離れたからこそ気づくこと、距離を取ったからこそ見える大切なものがあったのです。

それは、まぎれもなく、私にとって“人生の宝物”です。

なぜオーストラリアを選んだのか?

最終的に家族や友達がいる「日本」か「オーストラリア」の二択で、住む場所を選ぶことになった私たち。

私は、自分のキャリアの方向性を考えたときに、かつて大学時代に参加したアメリカでのメディカル研修がきっかけとなり、「もっと広い視野で、機能的な看護を学びたい」と思うようになりました。日本で長く看護師として働く中で、私は少しずつ疑問を感じるようになりました。
このままの働き方で本当に自分の人生に納得できるのか――。そんな中でもずっと心の奥にあったのは、「新しい看護の在り方に触れたい」「世界の医療現場で、自分の力を試してみたい」という想いでした。

一度芽生えたその気持ちは、どれだけ時間が経っても消えることはありませんでした

家族と離れて暮らす寂しさ、心配はもちろんあります。自分の夢を叶えるため、「人の役に立つ生き方」を将来の可能性を見出すためにオーストラリアに住むことを決めました。

オーストラリアでの生活スタート

オーストラリアでの生活をスタートさせて約一ヶ月が経ちました。オーストラリアでの看護師資格取得に向けて資格テストの勉強に励みつつ、家族や友達との生活を楽しみながら過ごしています。

これから、バイトをするにしても、しないにしても、社会人として落ち着いた生活を送れるように精進するのみ。

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